聴覚障害者社会参加支援事業

                                                                                                                                                                                                   阪神淡路大震災による悲しい過去を持っておられる聴覚障がい者があり、緊急災害時の情報がリアルタイムで得られるアイ・ドラゴンを熱望されていた。近い将来発生するかもしれない東南海地震や山鷺断層を震源地とする大地震に恐怖を抱いておられるのは、我々以上に障害を持った方々である。  今回は、それとともに障害を持った方々が自ら体験発表をされる機会が西脇市において生涯学習会で行われつつあるので、それに伴う機器を奉仕することとし、持ち運びに軽量かつ取扱いが簡単かつ高級なプロジェクターとDVDプレーヤー、また手話グループとの研修会や事前学習会で必要なテレビを光る警報機、アイ・ドラゴンとともにCSアンテナ設置など、すぐ利用できるよう工事一式を行い贈呈した。 聴覚障がい者支援には、手話ボランティアはなくてはならない存在であり、デブピープルでは対象とならないボランティアグループのユニフォームを支援するために、聴覚障がい者支援バザーと銘打って、クラブ会員が持ち寄った品々で福祉バザーを開催、その売上金によってユニフォームを作成し、デフピープル事業とともに贈呈した。手話グループは本当に聴覚障がい者の大きな影の力です。手話が解りやすいように着るものは黒となっているようです。そのようなことにも配慮し背中にネームを入れました。今回ほど熱望されていたアイ・ドラゴンをはじめ社会参加を積極的に行える機器をいただけたと、手話通訳者を通して歓喜の声と満面の笑みをいただきました。ライオンズクラブが視力や聴力に障害を持つ方々に支援活動をおこなっていることが、手話通訳グループの方々にも認識いただけ、ボランティアの輪を広げる励みになると手話通訳グループの皆様からも喜んでいただけました。我々も汗を流す奉仕として手話の勉強会にも参加すべきであろうとの意見がクラブ会員の中から上がっています。

社会奉仕委員会 委員長 高橋博久